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セルフアーカイビングと云えば轟 眞市さん、から手紙と別刷を頂きました

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研究成果の情報発信手段が多様化し、冊子の中にのみ学術情報が留まらない時代を迎えている。研究者は、ジャーナルに論文を掲載し、別刷りを同分野の研究者に配布する以外に、自分自身で、さらに広く、さらに多くの人々に、さまざまな手段を用いて、自らの研究成果を届けられる可能性を持つことになった。それはまた、研究者-研究者という学術情報流通の基本形以外に、研究者に長年、求められ続けている、研究者-社会という、科学情報の伝達をより容易にする機会や場の形成を促すことになるのだろうか。

2009年SPARC Japanセミナーの第1回は、研究者お2人に、デジタル情報時代における研究成果の発信というテ−マから、研究者-研究者、研究者-社会という2つの軸を設定し、ご講演をいただく。

国際学術情報流通基盤整備事業 │ イベント情報 │ 2009第1回「研究者は発信する−多様な情報手段を用い、社会への拡がりを求めて」

ちょっと前のお話ですが、id:min2-fly曰く「いやあ、それは行くしかないだろう的」なセミナーがあったんです。

◆だからセルフアーカイビングはやめられない! (轟 眞市)

講演者は査読済学術論文(英文)のほとんどをオープンアクセスジャーナルで出版しているので、セルフアーカイビングする対象は主に和文の解説記事やその翻訳である。研究者の評価には反映されにくい書き物なのに、なぜそんな奇特なことを続けているのか?それは、学術論文には載せられない裏話の面白さ (セレンディピティ)や研究稼業に役立つノウハウを、専門分野の枠を越えて伝えたいからである。それらがきっかけとなって、本業の研究成果が広まって欲しいという目論見は、いまだ目に見える形で達成されているとは言い難いけれども、セルフアーカイビングの反響は確実に、しかも意外なところから聞こえてくる。その一端を紹介するとともに、次なる企みへと誘い申し上げる。

国際学術情報流通基盤整備事業 │ イベント情報 │ 2009第1回「研究者は発信する−多様な情報手段を用い、社会への拡がりを求めて」

「セルフアーカイビング」というキーワードに過剰に反応していたんですね、僕。
Twitter / keita bando: 第1回 SPARC Japan セミナー2009「研 ...
Twitter / keita bando: 講演要旨◆だからセルフアーカイビングはやめられない! ...
Twitter / keita bando: わー、ナマで聴講したいなぁ、、

が、私事都合により無念の参加できず><


しかしそこは絶大な信頼を誇るmin2-flyのレポートにすっかり安心感を抱いてしまってすっかり参加した気分で居ました。


以下、min2-flyのレポートで興奮したシーン一部抜粋。

大阪大・前田さん:轟先生に。YouTubeや和文誌を活用されていて、機関リポジトリへの期待として付加価値のことをいろいろ言われていたが・・・先生にとっては機関リポジトリはなくてもいいんじゃない?

* 轟先生:私はいらないけど他の研究者が自発的に使うようになるにはそういう飴が必要なのでは、と。


SPARC Japanセミナー2009 第1回「研究者は発信する:多様な情報手段を用い、社会への拡がりを求めて」 - かたつむりは電子図書館の夢をみるか

ま、まま前田さん、、

日本化学会・林さん:轟先生に。先生のような方は今後、増える? 先生のようにセルフアーカイブをするのは当たり前になるのか? 門下生、同僚の中ではどう? 異分野やより若い人は? 増え続ける、それともどこかで飽和する?

* 轟先生:私は弟子もいないしまわりを見ても自分しかいないが・・・私の根源はフリーソフトの文化から受け取ったものを返す、ということ。でもそういうマインドを持っている人はあまりいないんじゃないかなという気がする。WindowsとOfficeでやってる人ばかり。


SPARC Japanセミナー2009 第1回「研究者は発信する:多様な情報手段を用い、社会への拡がりを求めて」 - かたつむりは電子図書館の夢をみるか

は、はは林さん


そして轟 眞市さん!

NIMSの轟氏がセルフアーカイブの権化としての立場からの轟節炸裂。

まさおのChangeLogメモ / 2009-06-25 / 第1回SPARC Japanセミナー2009

轟節ですかw


、、、と、まぁ、min2-flyレポートや、物質・材料研究機構高久 雅生さんのブログで随分満足しつつも、やっぱり無理して参加すべきだったと激しく後悔するワケですが。


が、
一昨日帰宅すると発送元「物質・材料研究機構」の封筒が。

このような共同研究の内実を書こうと思ったのは、昨年10月のオープンアクセスデーのセミナーでMyOpenArchiveの板東さんに、プロジェクトにおける共同執筆活動の現状を話したとき[2008-10-14-1]が最初の契機で、


新しい時代の共同研究の形式と手法 - まさおのChangeLogメモ / 2009-07-20

僕が知ってる物質・材料研究機構の方って高久さんしか居ないし、最近言及頂いたので、これは何か上記エントリに絡んだ資料送付下さったのかな、と一瞬思ったのですが、、
#あ、高久さん、よく間違えられるので気にしてませんが「板東」ではなく「坂東」でw*1


違いました。封筒開けて手紙読んでビックリ。
僕の小さなさえずりを見逃していなかった方がいらっしゃったんです!それはご本人、轟さん!

坂東さんが、このセミナーの案内を受け取ったときのTwitterのつぶやきを発見したものですから、


via 轟さんからのお手紙

手紙に記して頂くまで全く知らず大変失礼致しましたが、轟さんは昨年のSPARC Japanセミナー【Open Access Day特別セミナー】に参加されていたとこのこと。
国際学術情報流通基盤整備事業 │ イベント情報 │ SPARC Japanセミナー【Open Access Day特別セミナー】「日本における最適なオ-プンアクセスとは何か?」


そんな距離感もあり、互いに領域の違うけれどセルフアーカイビングを煽るオススメする想いは一緒な私たちを、min2-flyがつないでくれたんです!

自分は「たまたま」轟先生と坂東さんの双方とお知り合いだったので・・・と思うとまさに抜刷の内容どおりのような気もしますw


Twitter / min2fly: @keitabando おお、届きましたかー。自分は ...

そう、Open Access Day特別セミナーで席を隣にしたmin2-flyが僕の連絡先を伝えて下さったようです。min2-fly、ありがとうございました。


そして、別刷を2部も戴きました。
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以下、著者の希望によりカラーで印刷された別刷より引用。

著者自らが研究成果物をネットに配信することをセルフアーカイビングをいう.雑誌などで出版したものをセルフアーカイビングする場合は,出版元の権利を侵害しないように配慮する必要がある.学術雑誌の大半は,論文原稿最終版を公開することを認めているので,誰でも簡単に始めることができる.
すでにオンライン・ジャーナルで公開されているものを,わざわざ再公開する必要性は一見ないように思える.しかし,その雑誌の読者層を考えてみると,検討の余地があることがわかる.もし購読料を支払った者しか読めないのであれば,そのほかの人間にとってその文書はネット上に存在しないに等しい.著者の保有する権利の範囲内で中身を公開したほうがより多くの人の目に触れる.


via 轟 眞市:``偶然を呼び寄せてセレンディピティを発揮するには'', 応用物理, 78, 7, pp. 668-671 (2009).

もぅ、すっかり僕の想いを代弁して頂いていますw

近年,セルフアーカイビングを手助けするサービスが手軽に使えるようになった."YouTubeの文書版"といわれている Scribd.com は大衆サイドでの代表格であり,筆者も読みものを中心に公開している*2


via 轟 眞市:``偶然を呼び寄せてセレンディピティを発揮するには'', 応用物理, 78, 7, pp. 668-671 (2009).

な!なんと!轟さん、scribd.com愛好家でしたか!なんとなんと!!

なお,本稿の英訳をセルフアーカイビングで公開する予定である.面白く読んで頂けたなら,お知り合いの外国人研究者にご案内下さると幸いである.


via 轟 眞市:``偶然を呼び寄せてセレンディピティを発揮するには'', 応用物理, 78, 7, pp. 668-671 (2009).


オープンアクセス週間の直前には本稿もセルフアーカイブ可能になるとのことですが、それまではこちらの英訳を堪能しましょう。

Make the best use of your serendipity by inspiring your audience


あ、轟さん、もし、もしもですよ、この英訳、My Open Archiveにアップロードして頂ければ以下の特典がもれなく付きますw

My Open ArchiveのTwitter、@MyOpenArchiveの 523 Followers 宛に、ランダムですがタイトルがポストされ続けます。*3
また、この@MyOpenArchiveのポスト、僕のFacebookのWallにも流れ、1,800+ friendsに見て頂く機会あります。*4
Followersとfriendsは(アバウトですが)殆ど重複なく、またどちらも日本人2割、といったところでしょうか。
是非、その効果を検証して頂くべく、セルフアーカイビングをご検討よろしくお願いしますw

なるほど。私も自分の便宜のために業績リストにその論文のPDFファイル(自分の所属研究室内でしかダウンロードできない)、電子ファイルが公開されている場合はそのページのリンクをつけているが、論文の要約や論文の翻訳版は用意していなかった。

轟さんのおっしゃるとおり、自分の書いた文書というのは自分自身が別の論文、研究費助成などの申請書・報告書、オープンキャンパスなどの際の研究室の宣伝、研究室所属学生の教育、学科3年生への宣伝、対外的な宣伝などに再利用するので、すぐに使えるようにして置いた方が良いし、英語と日本語の両方の文書があったほうが良い。

今度、時間を作って用意しておこう。


セルフアーカイビング - 発声練習

ということで、ご用意完了されましたら、是非next49さんもMy Open Archiveのご利用をご検討下さいませw

なにはともあれ、自分の文書をいくつかMy Open Archiveにアップロードするところから始めてみようかしらん。


SPARC Japan セミナー2008 【Open Access Day 特別セミナー】 - まさおのChangeLogメモ / 2008-10-14

高久さんも、この機会に是非ーーw


これで、抜刷を頂いた研究者の方々は次の通り。これ、My Open Archive運営者冥利に尽きます。
林 賢紀さん(農林水産省)*5
林 和弘さん(日本化学会)*6
倉田 敬子さん(慶応義塾大学)*7
佐藤 翔さん(筑波大学大学院)*8
轟 眞市さん(物質・材料研究機構)
みなさま、改めて感謝申し上げます。

名刺代わりに頂く抜刷ですが、近い将来「新しい論文、My Open Archiveにアップしといたからー」って日が来るのでしょうかw、楽しみ。
とは云え、抜刷コレクターとしては、皆さま方の貴重な抜刷を絶賛募集なう。
どうぞ次回お会いする際は、何卒ご提供よろしくお願い申し上げます。w



あ、そうそう、タイトルに在るセレンディピティとは、偶然を契機にして道を切り開く能力、とのこと。
偶然を呼び寄せてセレンディピティを発揮するには、、偶然の3分類に基づく考察を、是非轟さんの論文でお確かめ下さい。


轟さん、本当にありがとうございました!

*1:最近、小学生の長男が「お前の親父、坂東英二」とからかわれるそうです。僕も小学生の頃、同じからかいを受けました。過去の経験をもとに「漢字が違う」と言い返してやれ、と伝えましたがw。二世代に影響を与える坂東英二って偉大ですね。どうでもいいことですがw

*2:http://www.scribd.com/tdrks

*3:[http://d.hatena.ne.jp/keitabando/20090624/1245801331:title]

*4:[http://d.hatena.ne.jp/keitabando/20090702/1246490742:title]

*5:[http://d.hatena.ne.jp/keitabando/20080322/1206185561:title]

*6:[http://d.hatena.ne.jp/keitabando/20080611/1213183499:title]

*7:[http://d.hatena.ne.jp/keitabando/20081015/1224079498:title]

*8:しまったー!!エントリにしてない!!twitterでは囁いたががが。ごめんよmin2-fly><