ドイツ、英国そして日本より、新しい形態のセルフアーカイビング加速の可能性

実際、現在の学会誌の影響力や位置づけとはどのようなものなのだろうか? 昔と今では変化したりしているのだろうか?


スラッシュドット・ジャパン | 学会誌はもはや時代遅れ?


こんな熱い議論を契機に、学術情報の流通形態が一気に改革推進するかも知れない。


世界で広がる既存の学術情報流通の枠組みを越えた新たなるオープンアクセス運動の兆候、感じ取ることができるサービスが同時多発。

http://jp.techcrunch.com/archives/20080616twidox-is-like-scribd-for-academics-get-500-beta-invites/:image=http://www.crunchbase.com/assets/images/resized/0001/8189/18189v2-max-150x150.png

ここにベータ版を開始するドイツ発の新サイトはTwidoxだ。狙いは、「高品質」資料のオンラインライブラリを作ることで、資料は、学界、リサーチャー、NGOなどのユーザーが作成してアップロードする。

…データ、統計、学術文書、論文など市場のハイエンドに特化していること。また、研究機関との直接協力のような形の古いユーザーにはさほど重きを置いていない。


TechCrunch Japanese アーカイブ » Twidoxは学術向けScribdのようだ。ベータに500人ご招待

ドイツのtwidox - good to know...!

http://jp.techcrunch.com/archives/20080616twidox-is-like-scribd-for-academics-get-500-beta-invites/:image=http://www.crunchbase.com/assets/images/resized/0000/1369/1369v1-max-150x150.png

…英国にも似たようなことをやろうとしているedocr…というスタートアップがある…


TechCrunch Japanese アーカイブ » Twidoxは学術向けScribdのようだ。ベータに500人ご招待

英国のedocr | upload | convert | share

未発表の学術論文の投稿/共有サイト“My Open Archive(β版)”が、この度、世界中のOpenID対応サイトで共通して利用できる規格OpenID に準拠した。


“My Open Archive”、OpenID規格に準拠 - 情報管理Webニュース(β版)

そして、日本のMy Open Archive。:-)
http://www.myopenarchive.org/:image=http://www.myopenarchive.org/img/logo3.jpg



これまでの枠組みの中でどう折り合いをつけ、新しい可能性をどう引き延ばしていくか、正しい答えが用意されているワケではない。

歴史を尊重するのか未来に懸けるのか、議論は白熱するだろう。
それはそれでいい。意見はあるなら建設的に吐き出すべきだろう。
しかし、何とか前には進みたい。これは皆の共通した願いだろう。


そういう意味で、納得いくまで議論が繰り広げられ、問題意識が芽生え、その問題を解決する可能性を秘めたサービスが世界各国からニョキニョキ発生するのは良いことだ。
実際に使ってみたうえで評価を下せるもってこいの機会が訪れてきたのではなかろうか。

仮に評価が下されても、そこで完結はしないだろう。
走り続けて改革していくしかない。
けど、やっぱり一歩づつ前進してるんだな、と皆が納得していけば、今踏み出そうとする一歩にも価値はあったのだと後で振り返ることになれば、それはそれで良い。