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アマゾンのマーケットプレスを利用してみて、オンデマンド出版とKindleのことを思い起こす


金欠を最大の理由とし、昨年夏にブログを始める前に読了していて再読欲あった書籍をそろそろ読み終えたので、アマゾンのショッピングカートから何冊かを購入するには年度も切り替わって良いタイミングだと思って覗き込んだら…

何冊?…100冊くらい?(汗)

知らぬ間にカートに溜め込み過ぎてたので何を購入すれば良いやら判断基準にしばし迷う。

が、金欠は状態変わらずなので、ここはいっそのこと今更ながらマーケットプレスを初利用してみよう、と。
ならば新品で購入できないものから先ずは購入してみようと何冊か選んでいくうちに、あまりの安さに手が止まらず、珍しく6冊一気買い☆
これは人生初の積ん読く生活か?;-)
とりあえず評価が100%に近いところばかりの状態が「良い」ものばかり選んでみた。

購入した書籍 定価*1 購入金額
ニューエコノミー勝者の条件―ウィナー・テイク・オール時代のマーケティング10則 ¥ 1,680 ¥ 51
オープンソースワールド ¥ 1,995 ¥ 359
新・電子立国〈1〉ソフトウェア帝国の誕生 (NHKスペシャル) ¥ 1,529 ¥ 1
ビル・ジョイの冒険―ネットワークをコンピュータにした人々 ¥ 4,200 ¥ 100
オープンソースソフトウェア―彼らはいかにしてビジネススタンダードになったのか ¥ 1,995 ¥ 564
Linuxはいかにしてビジネスになったか―コミュニティ・アライアンス戦略 ¥ 1,995 ¥ 214

いずれも配送料・手数料合わせて¥ 340かかるが、それでも何と安いこと…知らなかった(汗)。
各出店者の対応も早い。


ところでこうやってマーケットプレスを利用してみて思ったのが、Amazonのオンデマンド出版と電子ブックリーダのKindle戦略について。

新・電子立国 - jkondoの日記」を読んで購入してみようと思った新・電子立国〈1〉ソフトウェア帝国の誕生 (NHKスペシャル)なんかは、たったの1円。
Amazonも出店者も、何の儲けもない価値にしかならないものでも積み上げていけば結構な売り上げになる、ってのはロングテール理論なんだろうけど、もう一方で、こんな低価格でさえ一律340円のコストが発生し、梱包や流通に結構な手間隙かかるってこと。
ここをきちんとAmazonの儲けにし、コストも削減(ユーザ負担)にしてしまえ、ってのがオンデマンド出版とKindleなのかな、と。


書籍をスキャンし、中身を検索可能として購入意欲を煽り、(1円ではなく)それなりの価格で販売(ダウンロード)可能として、ユーザ(とは限らないかも知れないけど)のWi-Fi環境で流通コストをお互い負担することなくお届けする、って理想をAmazonは追い求めているんだろう。


そいや最近こんなニュースが…

Amazonはオンデマンド出版に関して、今後自社のオンデマンド印刷サービス「BookSurge」で印刷した本以外取り扱わないと発表した。

オンデマンド印刷を利用した出版ビジネスはここ数年好調だ。 Lulu、Blurbその他のオンデマンド出版社は負担となる在庫をもたないことで経営の効率化を実現している。しかしオンデマンド印刷に関しては誰にせよAmazonと競争するのは不可能だろう。


TechCrunch Japanese アーカイブ » Amazon、オンデマンド出版に自社オンデマンド印刷の利用を義務付け

詳しくはこのページね。

http://www.amazon.com/gp/help/customer/display.html?ie=UTF8&nodeId=13685731:image=http://g-ecx.images-amazon.com/images/G/01/x-locale/common/transparent-pixel._V42752373_.gif

BookSurge - Publishing and Print on Demand

On-Demand Solutions for Independent Publishing

BookSurge, part of the Amazon group of companies, offers complete publishing, fulfillment and online distribution services for independent publishers.


Amazon.com: Help > Publisher & Vendor Guides > Books > List Your Title > Publishing & Print on Demand

BookSurgeってのがこちら。

http://www.booksurgepages.com/amzn/ondemand/:image=http://www.booksurgepages.com/authorpreneurship/TPF_logo_CMYK2.gif

BookSurge offers innovative self-publishing solutions for authors


ロングテール―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略でlulu.comのことはとっても気になっていた。
僕の場合はやはり書籍を学術論文に置き換えて、論文投稿者のインセンティブについて思案してるんだけど、こういう仕組みが備わっていてればいいなーって理想を思い描きながら妄想始めてしまう。。

ルル・コム(Lulu.com)は新興のDIY出版だ。ISBN付きのペーパーバックやハードカバーの本を二〇〇ドルもかけずにつくれるだけでなく、オンライン書店で発売してもらえる。すると何百人もの読者が購入できることになるので、もしレコメンデーションが後押ししてくれれば、「ハリー・ポッター」と肩を並べる可能性もある。

ロングテール―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略(九九頁)


そのlulu.comはこちら。

http://www.lulu.com/:image=http://static.lulu.com/images//persuasion/lulu-logo.gif?20080328121819

LuLu


確かにAmazonがオンデマンド出版で一位を宣言すれば知名度や資金力のない新興企業は太刀打ちできないだろうけれど、ここはAmazonのApple×iPod×iTSを意識した戦略が加速するのも面白いし消費者にとってはメリット大かも…


…と書いてみたが、送料等の340円はゼロになったとしても、せっかく安く購入できた中古書籍代は定価に準ずる価格設定されたら消費者にとってはコストアップか…
Amazonにしてやられたり、と思うのか、ウェブ時代はこうなんだ、と思うのか…未だ未だこの先長そうだね。。

*1:参考価格含む