#CiNii も #Mendeley 's one-click web importer の対象に!
昨日(4/12)はてブホットエントリー入りしていたエントリでも話題の Mendeley。
本日は、私も大変お気に入り*1な Mendeley と、みんな大好きサイ兄ことw CiNii の組み合わせネタを一つ。
Mendeley とは、、
Mendeleyはアカデミック分野で調査論文の共有管理を行ったり、また同時にレコメンデーションやマッチングのためのプログラムを利用して同じ分野の研究者や論文を結びつけることを目的としており、あたかも「研究分野のLast.fm」を目指すものと言える。
CiNii とは、、
CiNii(NII論文情報ナビゲータ[サイニィ])は、学協会刊行物・大学研究紀要・国立国会図書館の雑誌記事索引データベースなど、学術論文情報を検索の対象とする論文データベース・サービスです。
国立情報学研究所(NII)では、各種サービスにて提供している学術コンテンツの統合を進め、国内外の有用な学術情報資源との連携を可能とすることを目標としたプラットフォーム“GeNii”(ジーニイ)の構築を行っており、CiNiiは、そのGeNiiの機能の一つとして提供されています。
CiNiiには無料一般公開されている論文も豊富にあり、利用登録なしにどなたでも検索できます。また有料公開の論文については「機関定額制(法人単位のご利用登録)」やID(個人単位のご利用登録)を取得すると、料金優待などの特典があります。
2010年4月には著者検索サービスを試験公開し、より使い勝手のよいサービスを目指しております。
CiNii の中の人であり国立情報学研究所准教授(であり、グルコース取締役として、みんな大好き iPhone/iPod touch 用 Twitter(中毒のための!w)クライアントアプリ「Fastweet」を開発されている)大向一輝さんに、先日の CiNii リニューアル(著者検索サービスを試験公開)でお忙しい直前でしたが、、
唐突ながら Twitter でこんなお問い合わせをさせて頂いたところ、、
@i2k 話を進めてよろしいでしょうか。 RT @hayashiyutaka: @keitabando #Mendeley の Web Importer は #CiNii に対応しないんですか? //CiNii が COinS 対応してもいいんだけど.*2
快いご返答頂いたものですから、、
@keitabando はい、何でもやっちゃってください。こちらで何かする必要とかあります?*3
、、これは是非何かお力になれないかぁということで、Mendeley の中の人(Jan)にお願いしてみました。ら、すぐに対応してくれました!
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
こちらのエントリでは、Mendeley's one-click web importer(以下、Web Importer)が My Open Archive に対応したことに興奮してしまい、詳細な手順を記述するの怠ってしまいましたので、CiNii の新機能「著者検索(beta)」を交えながら改めて以下記します。
1. サインイン
先ず、当たり前ですが、Mendeley にサインインしておきましょう。
2. Web Importer をインストール
インストールと云いましても、Web Importer のページにアクセスし、1. に在る IMPORT TO Mendeley と云う赤いボタンをクリックするだけで、ブラウザのブックマークに追加されます。ポップアップ画面が表示されましたら迷わず OK ボタンをクリックしましょう。
3. ブックマーク バーを(常に)表示
別に常に表示しておく必要ないかも知れませんが、一応ワンクリックでも操作を省く為にも設定しておくと良いでしょう。
さてさて、Web Importer に対応しているサイトなら、例え My Open Archive でも良いのですがw、ここは一つサイ兄 CiNii にアクセスして、新機能「著者検索(beta)」タブをクリックした後、大向一輝さんを検索してみます。w
検索ボックス自動入力が働き、"i" を入れるだけで"Ikki Ohmukai"発見。で、検索結果画面。検索結果最上位の「大向 一輝 」さんを表示展開してみましょう。
ずらっと「論文一覧: 22件中 1-20 を表示」されますが、デフォルトで「出版年:新しい順に表示」されてますね。新しいモノ好きな坂東としては、検索結果最上位の「人工知能学会全国大会特別企画「研究とビジネスの境界で」開催報告(イベントだより)」を選択してみたいと思います。
4. Mendeley の Library に取り込みたい文献ページが表示されたら、ブックマーク バーにある「Import to Mendeley」ボタンをワンクリック
さぁ準備オッケー。いよいよ詳細ページに辿り着きましたので、Mendeley の Library(自身の文献管理画面)へメタデータを取り込みます。そう、先ほど準備したブックマーク バーにある「Import to Mendeley」ボタンをワンクリックする、だけ。
以上!w
では、Mendeley の Library を見てみましょう。画面左に在るサイドバーで My Library を発見したら、Recently Added をクリックすると分かり易いですね。
Edit document details をクリックすると、、
おお。確かに各項目自動的にインポートされております。当たり前ですがw
以後は気になるページを発見したら、安心してブックマーク バーにある「Import to Mendeley」ボタンをクリックしていけば良いだけですね。
My Open Archive が対応しても喜ぶ人あまり居ないかも知れませんがw、CiNii が対応したことは今後日本でも普及するであろう? Mendeley ユーザにとって朗報(になることを祈りますw)
ひょっとして、CiNii の詳細ページにも、Mendeley や EndNote 等といった文献管理サービスへのエクスポート機能が実装される日が来たりするのでしょうか、とワクワク妄想してみたりw
Mendeley と CiNii がソーシャルな機能を補完し合うカタチになったりすると、「この論文読んだ人は、この論文気に入る筈」みたいなレコメンド機能が働き、新しい(論文、そして、人との)出会いにつながったりするのかな、とも妄想してみたり。。