学生によるオープンアクセス運動を後押ししたいという夢

ハーバード大学の学生組織である"Harvard College Free Culture"が、学問の発展と学術研究におけるオープンアクセスの促進を目的として、卒業論文に無料でアクセスできるリポジトリ"Harvard College Thesis Repository"を創設しました。


ハーバード大学の学生組織が卒業論文のリポジトリを創設 | カレントアウェアネス・ポータル

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ボトムアップなところがイイ。

Harvard College Free Cultureのブログを見ると既卒者に対しても投稿を呼びかけている。

If you're a Harvard undergrad (or alumni) with a thesis to contribute, please consider uploading it.


Crimson Op-Ed about Free Thesis Project at harvard college free culture

いいねいいね:-)
他大学へも他国へもこの動きが感染するのを期待する。


そんなHarvard College Thesis Repositoryはこちら。
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よーく見ると、ページ右下に「EPrints」のロゴが。

http://www.eprints.org/software/:image=http://www.eprints.org/style/eprintslogo.gif

EPrints Free Software

EPrintsというフリーソフトを使ってリポジトリを構築したってワケだ☆

EPrintsの国内普及率はDSpace*1に押されて低い模様。
DSpaceが39に対して、EPrintsは3。
岡山大学北海道大学(大学院理学研究科数学専攻)、…東京工業大学はつながらないんで、実質2か。
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全エリアで比較するとDSpaceが295、EPrints251なんで、機能が劣ってるワケでもなさそうだし、営業不在だから?日本語化の弊害?…かなぁ。。


…ま、それはあとで考えるとして…


myopenarchive.orgをやろうとしていて、その先にある夢とか理想みたいなものをちょっとだけ語ると、こうやって学生たちが自発的に自分たちの研究成果をオープンにしていこう!って試みを後押しするようなポジションに居たいな、と思う。

大学で働くことを通じて学生と接したり、ブログを通じて学生たちの活発な知的活動を眺めているからかな、、こういう意識が芽生えてくるのは。。


日本にもハーバード大学の学生の想いに共感する人がきっといる筈。
そんな学生と出会う日が来るのが楽しみ。


ちょっとした勇気を振り絞って、自薦他薦連絡下さいね。お待ちしています。:-)

*1:[http://d.hatena.ne.jp/keitabando/20080311/1205184067:title=日本では「学術機関リポジトリのシステム=DSpace」? - 坂東慶太のブログ]