コメント機能が気になる
はてなブックマークを利用する際にコメントを残すことが出来る件、色々物議かもし続けられています。
はてなブックマークの問題として、どうしてブログのコメント欄にコメントしないとかと疑問を投げかけられることもある。その理由は様々だろう。
本日は、コメント欄をオープンにしている人ですら自分の敷地内でコメントを集約したいってコントロール欲が制御できなくなりつつある件について言及(と脱線)。
先ずはこちら。
アメリカで登場した新しいRSSリーダーが物議をかもしています。…
一見何の変哲もないWEB型RSSリーダーのようですが、最大の特徴は「Shyftr 内でコメントできる」ということ…
僕はGoogle Reader愛用していて、これだけの話題じゃ浮気をするつもりはないけれど、とても気になる存在Shyftrはこちら。
http://www.shyftr.com/:image=http://www.shyftr.com/sys_img/logo_003.png
小林啓倫さんがエントリ内に引用・和訳して頂いたこの言葉が引っかかる。
The era when bloggers could control where the discussion of their stuff took place is totally over.
Era of blogger's control is over « Scobleizer ― Tech geek blogger
「自分のコンテンツに対する議論がどこで行われるか」をブロガーが決定できる時代は終わった。
ブックマークついでやRSSリーダで購読ついでにコメントできる、ってのがアリかナシかって議論には参加せず置いといて(笑)、コメントというかコンテンツの所有権が誰の物かなんていうのはウェブではもはや主張しても抵抗できるものではないと理解(諦め?)をした上でこんなサービスを楽しめるとイイな、もっと使い勝手が良くなったり、競合サービスが出てきてサービスが質的に向上するとイイな、なんて思ったりします。
そして、こうしたコメントを集積するようなサービス登場にも期待したいです。:-)
(もうあるの?)
それにしても皆、自分のブログで発声練習するに飽き足らず、コメントするってこととても関心があるんだなー、ってことがこんな話題のエントリでも再確認。
読書をしていていつも思うのが、「この部分について他の人はどのように思っているのだろう」ということです。書籍全体に対してのコメント(書評)はWebを探せばいくらでも見つかりますが、これが書籍の中のある一部分に対してのコメントとなるとそうはいきません。
そこで常々考えているのが、今読んでいる本の好きなページにみんなで自由にコメントを付けて、共有できるサービスがあれば面白いのではないかということです。イメージ的には電子書籍 + ニコニコ動画のようなサービスです。
このエントリに対するid:fenethtoolさんのコメントで知ったDiigoにアンテナ反応(脱線)。
http://www.diigo.com/index:image=http://www.diigo.com/images/v3/homepage_logo.jpg
こりゃイイね☆
また、id:mashroopさんのエントリに対し、若き天才エンジニアたちが待望の新サービスリリースを予告!
もうちょい待っててください、↑のまんまじゃないけど、id:Tnzkとid:rosylillyとで今作ってるんで。
『ねみんぐ!』に続く、技術係のwebサービス、第二弾です。
待ちます待ちます楽しみです。:-)
myopenarchive.orgにも欲しい機能なんですよねー(妄想)。
はてなスターはよくできたサービスで、気に入ったテキスト等をハイライトさせる機能が実装されているんですが、myopenarchive.orgで使っているAdobeのFlash Paper内には通用しない。
はてなスターを論文全体として付けることは出来ても、(全体でなく)部分としてどの文章に☆なのか、分かるようになるとイイのになぁ、なんて思います。
また、これはmyopenarchive.orgに限らずブログサービス全体に言えることですが、はてなスターのハイライト機能の様に、部分としてどのテキスト等に対する言及なのか、指定できるとイイですよね。
先日、id:Ronronさんにmyopenarchive.orgに対するコメント機能としてのご提案を頂いてました。
ある論文や意見のタイトルが付箋で貼られてて、実データにリンクさせておく。それでもって、閲覧者はベタベタと感想を手軽に貼ってみたりして…。
そうすると、人気がある論文や意見が一目瞭然にわかってしまうのも難なんだけど…。
付箋紙機能実装も検討してみたことがあるんです。:-)
いずれにせよ、コンテンツに対するコメントが付け易い、見つけ易い環境の構築がキモですね。再考したいです。
論文のアーカイブってのは、電子ジャーナルであれ機関リポジトリであれ多数やってるので、myopenarchive.orgとしては公的サービスにない柔軟性が必要だと思う。
気軽に評価・コメントできることで、コミュニティが育ったり、論文の質が向上するといった投稿論文の発展に寄与することができる機能を実装したいもの。
朝日新聞さんの元記事にはアクセスできなかった*1のでid:dice-xさんの引用エントリから引用。
本の書き込みは、通常古本屋では歓迎されないが、書いた人によっては価値がある。
…
当時、この本を精読した人たちは、書き込みという方法で「知のネットワーク」を作っていたのだろう。
http://www.be.asahi.com/be_s/20051113/20051101TKAI0011B.html
インターネットをもう一度あえて改めてグーテンベルクの銀河系に差し戻して値踏みしてみたいという誘惑に駆られる今日この頃。
デジタルアーカイブ故に書き込んでコンテンツが汚く読み難くなるワケではないし、複製もコストゼロの時代だけに、インターネットがなかった時代の本の扱い方的発想をもっと取り入れてもいいかな、と。
今の時代の方が、より「知のネットワーク」を構築することが容易くなっているのだから。
とは云え、僕たちのプロジェクトとしては今は未だ基本的な部分の完成度と質を上げていく必要があるので先の話になってしまうが、このようにブログで発生練習することで、他のブロガーさんの意見を聞くことで、妄想力を逞しく磨き上げ、しかるべきタイミングに備えたい。
*1:アーカイブがオープンになってないなんて何とも残念…勿体無い