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日本では「学術機関リポジトリのシステム=DSpace」?

3月5日に学術機関リポジトリ構築連携支援事業のウェブサイトがリニューアルしていたので本日はこれをネタに。:-)

http://www.nii.ac.jp/irp/:image=http://www.nii.ac.jp/irp/common/images/logo.gif
機関リポジトリとは、大学とその構成員が創造したデジタル資料の管理や発信を行うために、大学がそのコミュニティの構成員に提供する一連のサービスです。
国立情報学研究所では、これまでのコンテンツ関連事業の成果を継承、拡充させ、次世代学術コンテンツ基盤の整備に資するために、各大学における機関リポジトリの構築とその連携を支援しています。

学術機関リポジトリ構築連携支援事業

こちらには「機関リポジトリ一覧」が掲載されていて、そちらを覘くと現時点で(試験公開中も含め)75の大学や研究所が学術機関リポジトリを運営しているという。*1 *2


改めて、ですが、機関リポジトリとは…

機関リポジトリ(きかんリポジトリ)とは、研究機関がその知的生産物を電子的形態で集積し保存・公開するために設置する電子アーカイブシステムである。

ここでいう知的生産物としては、大学にあっては、学術雑誌掲載論文(査読を経ていない状態の版(プレプリント)や査読を経た状態の版(ポストプリント)のいずれをも含む)や電子化された学位論文、紀要などを指すほか、日常的な教育・研究活動の中で生み出される文書、講義ノート、教材等も含まれる。

機関リポジトリ - Wikipedia


国内には国公私立合わせて756の大学が存在する*3が、たった1%の大学しか学術機関リポジトリを持っていない、ということを知って驚き。


先日id:argさんが東京歯科大学*4静岡大学*5の学術リポジトリ公開を紹介されていましたが、どちらもリポジトリ用のオープンソースソフトウェア「DSpace」を利用されているよう…


…で、DSpaceとは…

DSpaceは、BSDライセンスで提供されているオープンソースのソフトウェアで、デジタル資産を管理するツールである。一般的に、学術機関リポジトリを構築するために使用される。

マサチューセッツ工科大学ヒューレット・パッカードにより共同開発され、現在SourceForgeで開発・公開されている。

DSpace - Wikipedia

現在バージョン1.5がベータ版で公開されている様子。*6


ナルホド、MITとHPの共同開発ね…日本HPのウェブサイトをお邪魔すると、ありました、Dspaceの販促ページ。

http://h50146.www5.hp.com/public/solution/dspace/:image=http://h50146.www5.hp.com/public/solution/dspace/images/dspace_img_01.gif

日本HP 教育・研究機関向け デジタルコンテンツ・リポジトリー「DSpace」日本語版スタートパッケージ


「DSpace 」日本語版スタートパッケージ、提供価格は250万円より…ここでしょうか、普及のボトルネックは…いや、、学校法人だから250万円は高いと泣き叫ぶものではなさそうですが…他に障害・問題あるとしたら何でしょうか(妄想中:-p)。。


ページ内に記載ありますが、東京大学も金沢大学も九州大学もパッケージを利用されたようです。
グーグルに「DSpace 大学」と訊いて大雑把に(結果10ページ程)見れば、上記3大学以外も殆どがDSpace使ってる感じ。


どの大学の機関リポジトリが、どのシステム使ってるか調べるにはここが一番良いかしら?と行き着いたのはOpenDOAR(無知故遠回りしてしまい凹)。

http://www.opendoar.org/:image=http://www.opendoar.org/images/OpenDOAR.png

OpenDOAR - Home Page - Directory of Open Access Repositories


昨年末に登録が1,000を突破したと云う機関リポジトリのディレクトリサイトOpenDOAR、日本の登録リポジトリは67件ヒットします。*7

英国の機関リポジトリ推進プログラムSHERPA(Securing a Hybrid Environment for Research, Preservation and Access)が運営する、機関リポジトリのディレクトリ"OpenDOAR"の登録リポジトリ数が、1,000件を突破したそうです。

"OpenDOAR"登録リポジトリ数1,000件突破 | カレントアウェアネス・ポータル


お。このOpenDOAR面白いかも。w
OpenDOARの学術データを検索するAPI*8を公開してるんですね。

Google Mapsマッシュアップしている事例もイイ感じです(やや重いですが…)。:-)

http://maps.repository66.org/:image=http://maps.repository66.org/images/r66headerlogo.gif

Repository maps


さて、いつもの様に当初の話題から大きく逸脱して時間切れの見込みですが、DSpaceが国内学術機関リポジトリを寡占しており、今後の普及や動向がとても気になります。

…日本語版スタートパッケージを販売している業者によると、導入した大学による「日本DSpaceコミュニティ」の設立も検討されているようです。

DSpaceの導入進む | カレントアウェアネス・ポータル

日本DSpaceコミュニティ、設立されたのでしょうか。ググっても検索結果にあがってきません。どなたかご存知の方教えて下さい。


機関リポジトリとかDSpaceとか、とっても興味あります。これからも情報追っかけますので有益な情報あれば教えて下さい、って言うくらい疎いので、是非ご教授お願いします。

*1:[http://www.nii.ac.jp/irp/list/:title=学術機関リポジトリ構築連携支援事業 │ 機関リポジトリ一覧]

*2:最終更新日がページ下部に掲載されているけど、履歴が分かると嬉しいなー。どこがいつ追加された、とか。

*3:[http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/07073002/006.htm:title=平成19年度学校基本調査速報 [高等教育機関 統計表一覧]−文部科学省]の「都道府県別学校数及び学生数」参照

*4:[http://d.hatena.ne.jp/arg/20080302/1204464699:title=東京歯科大学図書館、学術機関リポジトリ「IRUCAA@TDC」を公開(公開日不明) - ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版]

*5:[http://d.hatena.ne.jp/arg/20080302/1204464689:title=静岡大学附属図書館、静岡大学学術リポジトリを試験公開(2008-02-29) - ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版]

*6:[http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=19984:title=SourceForge.net: Files]からダウンロード可。[http://www.myopenarchive.org:title=myopenarchive.org]も行く末は「BSDライセンスで提供されているオープンソースのソフトウェア」としたいですね。:-)

*7:検索結果は[http://www.opendoar.org/find.php?cID=108&title=Japan:title=こちら]

*8:[http://www.opendoar.org/tools/api.html:title=OpenDOAR - Application Programmers' Interface (API)]