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未熟だからこそ、世に出して問う必要性

…たとえ未熟な考えだろうと、世の中に広く出した方が良いことが多いのではないか…

「へんな会社」のつくり方 (NT2X)(三頁)

はてな京都移転が話題になり、ふと書架から既読の著書を取り出して再読。
冒頭で、著者がCNETにブログを書き始めた経緯を綴っており、ぐっと身体に染み込んできた言葉。

最近、OpenIDSocial Graph API等、新しい技術について言及してみたが、どうも技術には疎いので浅い知識でのまとめにしかならず、下書きを見直すと「こんなのアップして指差されやしないか」と躊躇すること多々ある。
が、最初はこんなもんであとは誰かにフォローしてもらったりして知識を補っていこう、的な気分でアップしてみると、意外と面白い情報が集まってきて、見事目論み通りになる場合も多い(が、勉強不足で相変わらず知識の薄さは脱出できないけれど…)。

やはり再読したてのロングテール―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略著者とて、本のネタの多くはブログで公開し、ユーザから多くのフィードバックを受けて最終的に本がまとまった、という逸話を聞くと、最初の未熟さなんて何が問題なんだ、と勇気を奮い立たせてくれるのだ。

そんな2冊の再々読了後、タイミング良くでくわしたエントリーがこちら。

「こんな些細なこと、誰も必要としてないよね」とか「あまり人が見にきてくれないから」って理由で、ウェブ上に何かを書くのをためらってる人がいるとしたら、ものすごいもったいないことだと思う。

見てるだけじゃなくて、自分から何かを書くようになるとネットはずっとずっと面白くなる。間違いなく。

そろそろ何かを書いてもいい時期 - 北の大地から送る物欲日記

最近のエントリでは、イーモバイルのネタが一番反応多かった(笑)。これ見て自分も契約しよう、って人が身近に少なくとも2人いたりして…
僕なんかみたいな雑多なエントリでさえ、些細ではあるけれど誰かの役には立つことすらある。
インプットの分、アウトプットも、を心がけると、面白いようにウェブの楽しみ方が変わる。これ強く同感でした。

ネット上では情報がすべてであり、書かれていないこと、アップされていないことは存在していないことになります。つまり、ただネット上の情報を読むだけでは、ネット上に参加してることにはならないってこと。

情報を発信して何かを残すことで、初めてネット上に参加することができます。

ウェブ上に何かを書くときに気をつけること - 北の大地から送る物欲日記

自分自身が心がけたいと思えるエントリだし、自分の関わるプロジェクトに無理矢理当てはめてしまえば、学部生の卒業論文なんてまさにそう!(無理矢理!笑)。
ゼミナールの先生や、仲間たち、所属の大学に居る人たちだけが公開の範囲になってしまってはないだろうか。
せっかく書籍や論文、ネット(最近はこっちでお世話になる方が相当比率高いだろう)を使って体系立ててまとめた知識の塊を、提出・発表後にお蔵入りさせるのはあまりに勿体なさ過ぎるし、インプットの情報源に対するささやかなお礼という儀式のつもりで、ウェブ上に公開するのどうでしょう?というのが僕たちの問題提起であり、提案だったりします。
だから尚更個人としても、よりインプットを多くしたいしアウトプットも高めたい。

読まれることを意識することは萎縮に繋げるべきじゃない。読まれることでもっと多くの視点を得ることができるチャンスだと捉えて、構えず気楽にどんどん出力していくのが楽しむコツじゃないかな。

些細なことでハッとするでしょ。 - plotの日記

これ以上僕の想いを代弁する台詞ありません(笑)。
ここで云う「多くの視点」を、近藤はてな社長は「預けた知恵の利子」と表現されてるんですね。。

…インターネットは知恵を預けると利子をつけて返してくれる銀行のようなもの…
…インターネットは「知恵の増殖装置」なのではないか。

「へんな会社」のつくり方 (NT2X)(四頁)

梅田さんも著書で引用したこの台詞、ブログを書いている人ならば誰もが体感する分かり易い比喩だろう。

(またまた強引だが)ブログも論文も、ここで云うところの「知恵」であり、「利子」とはコメントやトラックバックになるのかな…あ、ちょっとしたアフェリエイトもあるんだろうけど。

経済性が入り込むのはある意味仕方ないし、多くが「広告」によって支えられている現状を見れば、そちらと向き合わなければいけないのは覚悟しつつ、それでもやっぱり経済的なものでない何か…情報と知識、そしてやっぱり人…が得られることに価値を見いだしてこと情報のインプット・アウトプットは意味を持つのかなぁ、と。

…根底には「いろいろなことをオープンにしよう」という思いが流れています。…いろいろなものをもっとオープンにするとけっこう良いことが多い…
なぜこんなに「オープンさ」のことばかり考えているのでしょうか。なぜそれが重要だと思うのでしょうか。それはインターネットがあるからです。

「へんな会社」のつくり方 (NT2X)(一二五頁)

お…気づけば本日は近藤社長の著書から引用し過ぎ(笑)。
社長のオープンマインドには全く追いついていない僕ですが、オープンにいこう、は今の僕の最大のテーマです…個人として、プロジェクトとして。

そしてやはりその想いのベースにはインターネットのオープンさに惹かれてからではないのかな、と。

…少なくとも確かなことは、何かを試してみなければ決して変わることはないということ…

「へんな会社」のつくり方 (NT2X)(一七六頁)

この言葉を強く信じて、こんな僕でもインターネットのオープンさに僕なりの感謝の気持ちを何らかのカタチで創出し、それを通じて多くの情報や人と出会えればいいなぁ、と思う。