カンボジア支援×はてなスター×リナックスの革命=☆の転送で世の中を変える!

カンボジア支援


メールボックスに助けを求める1件のメールが数日残されたままでいる。

ところで、井戸支援の為のカンボジア自転車横断旅行で12月23日出発です。井戸25基(10万円×25=250万円)の募金を目標に頑張ってますが、なかなか4名の学生達の達成率が低いです。なんとか協力してやって下さい。お願いします。


正直に言えば、僕には一緒に参加できる時間もお金も残念ながら、ない。
自分も参加していて、更に他へ呼びかけるなら説得力あるメッセージを発せられるだろう。
が、ちょっと今回は難しい。


けど、「ごめんなさい、今回は僕自身協力できないし…」なんて言いたくない。
何かできることはないだろうか。。


ずっと頭の片隅にメールの断片が残っている。


一方、頭の片隅の隣では、非営利プロジェクト「オープン・アーカイブ」の評価システムについてあれこれ思考を同時進行していた…。

はてなスター


最近「はてなダイアリー」を利用していて、特に「はてなスター」の魅力にハマっている。

ところがオープン・アーカイブでは、独自の評価システム(5つ☆)を導入しているが、まぁプライベートベータ版という状態でもあり、サインアップしたユーザしか☆を付けることができない為に、☆の付きが悪い。ユーザ数15では仕方ない状況だが、招待制を採用しているので、仮にドキュメントを見て「これはいい」と褒める気持ちを思っていても、それを残せないのが残念でいる。


で、id:jkondoのこの気持ち、僕も自分のウェブに取り入れたいと思った。

そもそも自分が書いた文章を最後まで読んでくれた、ということだけでも本当はすごいことだと思うのです。これだけ情報がたくさんある世の中で、ブログに来て読んでくれただけでもとてもうれしい、そういうことがもっと伝わるようになれば良いのになあ、という気持ちを込めてはてなスターをつけました。

はてなダイアリーの良さ - jkondoの日記


これはid:umedamochioのこの気持ちがストレートに仕組化されたものと理解している。

もっと褒めろよ。心の中でいいなと思ったら口に出せ。

直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。 - My Life Between Silicon Valley and Japan

ウェブ時代をゆく(一三八頁)


だから、オープン・アーカイブでも、気持ちの形跡を残せる機能を、はてなスターからお借りしたいなと思ったのだ。

はてなスターは、はてなダイアリーはてなグループでは自動的に表示されますが、それ以外のブログサービスでも、利用していただくことが可能です。

ちなみに、はてなスターを利用できるのは、ブログだけではありません。ある情報のカタマリ(たとえばWikiや、ニュースの記事、掲示板など)が、それぞれ固有のURL(Permalink)さえ持っていれば、スターをご利用いただくことができます。

はてなスターの仕組み - はてなスター日記


素晴らしい!
この週末、エンジニアによる導入テストが行われます。何とか成功して欲しい。

リナックスの革命

頭の片隅では幾つかの思考が同時進行しているワケだが、もう1つ脳内を巡回しているクローラーが未だ1/3しか読んでないけれど「リナックスの革命」で得た知識を刺激する。

ハッカーとは基本的に「あらゆる種類の専門家もしくは熱中家であり、たとえば天文学のハッカーというものも存在する」(「リナックスの革命」九頁)

ついつい連想しがちなハッカー=エンジニアだが、やはりリーナス・トーヴァルズをはじめとしたエンジニアのハッカーには憧れの気持ちが強い。


僕も10年程前はコードを書いていた。
10年程前だから、今のオープンソース時代とは随分状況が違うが、「ウェブ時代をゆく」や「リナックスの革命」を読んでいて、今無性にコードを書きたい欲求に駆り立てられている。

=☆の転送で世の中を変える!


で、その時、ふと思い出したブログのエントリーがこれ。

さてそんな「はてなスター」だが、当然私も梅田氏から「スター」を貰って大いに喜んだ一人である。そしてスターの使い方を考え、梅田氏からもらった「スター」を次の人に渡そうと考えた。少し前になるが、ハーレイ・ジョエル・オスメントケビン・スペイシーが出演した「ペイ・フォワード」という映画があった。題名の通り「次へ渡せ」という内容なのだが、これを「はてなスター」でやって見ようと思ったのだ。

私の「ウェブ時代をゆく」14:はてなスター : AI 24/7


色んな情報がぐるぐる頭の中を駆け巡っているので、無理な混ぜ合わせに思われても仕方ないんだけど(笑)、これまでの情報をミックスして出てきた結果、というかアイデア、というか、やりたいと思ったこと、以下まとめ。

はてなアイデア - はてなスターに追加していいものか分からないけれど、それより自分でハッキングできないのか?とも思ったりするこの無茶な発想にお許しを(笑)。


はてなスター、僕は昨日の時点で「☆総数 : 121」。総数では今このエントリーを書いている時点で10,199,675個。ブラウザの更新ボタンを押し続ければ、数秒で数個は増え続けている。7月のサービス開始で、もの凄い勢いだ。

11月13日、☆の登録総数が1000万個を突破しました。
これまでに☆を付けた人の数は約5万4千人となり、☆が付けられたコンテンツの数は、はてな内外のサービスを合わせると39万件に達しています。

☆の登録総数が1000万個を突破しました - はてなスター日記


で、何を考えついたかと言うと、こうした☆をリユースできないか、と。
具体的なイメージとして…


先ず、はてなスターの自分のページ(例:はてなスター - keitabando stars)に総数を表示してもらう。
で、その右隣に「転送アイコン」を設置(ここをハッキング!?)し、他へ☆を譲ることができるようになる。
例:Fwd:121→非営利プロジェクト「OKボタン」カチッ。


我々(今のところ僕一人だけど…)が設立する非営利プロジェクトのウェブは、はてなスターAPIを利用するかして、集まった☆を換金し、支援プロジェクトに役立てる。
(勿論、はてな以外のブログサービスに、はてなスター設置のお願いも同時進行)


つまり、これにより人々はブログを書く或いは読んでその気持ちを伝えることで、☆(価値)を生み出し、何かの役に立つことができるってワケだ。


ウェブ時代をこう生きてみたい - 坂東慶太のブログでも引用したが、再引用したい。

「(≒無限大)×(≒無)=Something」。
放っておけば消えて失われてしまうはずの価値、つまりわずかな金やわずかな時間の断片といった無に近いものを、無限大に限りなく近い対象から、ゼロに限りなく近いコストで集積できたら何が起こるのか。ここに、インターネットの可能性の本質がある。

私たち一人ひとりの力など知れている。だから人生において何か意義のあることを成し遂げたいときには、誰かと協力しなければならない。

ウェブ進化論


ブログ限界論なんてのがブログで話題になっているけれど、お金も情報も豊かな国ならではの話題かも。
途上国の教育を支援する動きがアレコレ活発になり、今ブログを書いている人より多くの人々が、これからも自分のメッセージを発しだす。
その時、お互いを称え合うというか助け合うという意味で、☆の転送は大いに期待できるのじゃないかと思ったんだ。


だから、はてな、はてなスターAPI公開求む!(笑)
と言うか、技術のこと何も分かってないね…誰がアドバイスして、フォローして欲しい(笑)。
と切に願いつつ、最近気になるコード書きにハマってしまうかも知れない。

典型的なハッカーの学習プロセスは、まず興味のもてる問題を設定することで始まる。(九三頁)
自分で問題を設定し、それを解決するには何を知らねばならないかを発見していったのだ。(九三頁)
自分がまだあまり詳しくない分野については、問題解決に他人の援助を求めるのを、そもそもの最初からトーヴァルズは少しもためらわなかった。これも真にハッカーらしいやりかただ。(九四頁)

こうした「リナックスの革命」にあるハッカーの学習モデルを参照し、取り組んでみたい。


そして、カンボジア支援のメールに、こうしたカタチでの協力をしたいと思う、と返信できれば…


ウェブとリアルの社会を結びつける、そんなサービスを開発したいなぁ。