星空


怒濤のウィークエンド。過去を振り返り、ログをしっかり残そう。


金曜夜、急遽の仕事が舞い込んで予定より1時間遅れて職場を後に。先輩の車に乗せて貰い、一旦帰宅後、瀬戸にある大学の研究室へ急ぐ。
前日、突然のお誘いがあり、一週間程前に訪問したばかりの研究室には、突然の来客も待ち合わせていた。


原口さんと水谷君。2人とも仕事を通じて知ってる学生。何だか最近は学生と接する機会も妙に多い。しかも、仕事以外の関係で。


8時を過ぎてしまったことお詫びし、先生の自宅を訪問することに。
今日の目的は、先生からお誘い受けた研究プロジェクトについて理解を深める、ってこと。
あと、先生に僕のサイトへ論文投稿してもらうこと。


…だけど、その話題になるのは0時少し前になってからだった…


土岐の山奥を車で約20分程だろうか…街路灯は殆どなし、山奥のカーブの多い夜道、、到着したのは、夜空を見上げれば星、星、星…都会生活ではしばらくご無沙汰していた、いや、静岡の山奥でも見かけることのない星だらけの夜空。辺は殆ど車も走らず、しーんと静まり返った先生のご自宅。
築何十年?と思う借家を、先生の趣味でアレンジし、とてもいい感じ。とても言葉で説明しきれないが、撮影はまた今度許可を貰ってからのお楽しみ。


「食事はどうだ?」と差し出されたのは、裏の畑で自家栽培していたり、近所の(スーパーではない)市場で販売されていたという、どれも採れたて後に料理された新鮮な無農薬野菜の品々。
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部屋の様子同様、この美味しさは言葉で説明難しい。とても美味しく、2杯目のご飯は生卵を入れるのだが、途中で料理された茄子のステーキが更に食欲を加速させ、気づいたら11時過ぎてるんだけど3杯目の卵ご飯を頂き、満腹。


学生2人は、年上の僕が割り込む余地ない程真剣トークを繰り返す。
話題は「農業」だったりもする。水谷君は、卒業後に就職のことは考えれないと話す。やりたいのは農業。経済学を学び、世界一周を経験し、22才の若さで「やりたいことは農業」と断言する学生っているだろうか?
最近学生と接する機会が多いと書いたが、彼ら彼女らは、こうしたしっかり者がとても多い。毎回、「坂東さんは学生の頃どういう考え持っていましたか?」なんて質問が飛んでくることをドキドキして会話を聞きながら、自己嫌悪に陥る、といったことがパターンだ。この夜も大変考えさせられた。


そうこうするうちに、住み込んで半月という若者が帰宅。クリスチャンで、教会で先生と出会い、先生のライフスタイルに共感して同居してるという。
間もなく日付が変更されようとした時、やっと本日の本題へ。
台所の立ち話でスタートした研究プロジェクトの構想について、先生の熱い想いを聞く。何故、僕なんかに、って思いながら。
そして、僕にやって欲しいこと、期待されていることが徐々に分かり、コーヒーを頂きながら、締め切り間もない構想に着手すること合意。
これは大変。これから2週間程、本当に忙しくなってきた。。


そして時計を見ると2時前!!
先生との空間は、どうしてこうも時間が過ぎるの早いんだろう。
学生たちも帰りのことが気になりだしたようで、到着した時と変わらぬ静かでキレイな夜空の自宅を後にすることに(車にナビあって良かった。。)。


学生達を送り、帰宅したのは3時過ぎ。
でも、なかなか眠れない。この2日間は内容が濃すぎて興奮してるんだろう。
手元に届いたばかりのiPod TouchYouTubeにアップされている音楽映像を鑑賞しながら眠くなるのを待つ。


空を眺めてみたけれど、やっぱりあの星空は見えなかった。