別れ、そしてバンフへ


ホテルのチェックアウトを済ませ、Paulとロビーで9:00に待ち合わせて、迎えに来てくれたDonnaさんの娘さん(小学生くらい?)が同乗している車に乗せてもらって昨夜卒業式が行われたオカナガン•カレッジへ再び。
既に何人か居た彼らは、年末まで留学し続ける学生で、見送りに来たよう。昨夜、と云うか、早朝5時過ぎまで別れを惜しんで飲んでいたそうで、次々とホストファミリーの車で登場する学生の表情は眠そう。
爽やかな朝、キャンパスの傍にあるウッドレイクをバックに、ホストファミリーや大学関係者等との別れに辛く泣き出す学生も出てくる。

たっと1ヶ月で、すっかり家族になってしまった彼らには酷な別れ。間もなく出発予定の9:30となり、涙ながらバスへ…
私も、空港に迎えに来てくれてから、たった4日間しかお世話になっていないが、毎日お会いしたDonnaさんとの別れ。今度は一年後にDonnaさんが日本に行くから、と約束してくれ、僕も子どもたちを連れて是非再び訪れたいとメッセージ交換し、学生12人と先生、そして僕を乗せたバスは、ヴァーノンを離れ、今日の目的地バンフまで長い長い道のりを7時間程かけて移動。
2時間程走って、少し休憩して、また走って、を3回繰り返し。学生たちも昨夜の疲れと別れの名残で静かに眠り、バスは森林に囲まれた高速道路をひたすら走って、午後にはブリティッシュ•コロンビア州からアルバータ州へ入る。グレイシャー国立公園に入る手前で時差が生じた為、1時間時計を早める。
最初の休憩所はレベルストークという街。マクドナルドで休憩予定だったけど混雑していたので別のファストフードで各自昼食。その後もドライブは続き、バンフに入る手前、明日観光するロッキー山脈が雄大な姿を見せる。
夕方17時頃バンフに無事到着。バンフは標高約380mにあり、晴れれば街では気温20℃くらいだが、朝晩は冷え込んで1,2℃になる、気温差の激しい街。

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カナダの税金は、国税(GSP,6%)と州税(PSP)の2種類があるが、ヴァーノンがあったブリティッシュ•コロンビア州では州税が7%あったけど、バンフのあるアルバータ州では州税がない。学生たちの多くは、毎晩食後にバンフの街へ買い物に繰り出すことになる…
チェックインを済ませ、Bannf VOYAGER Innの一人部屋へ…残念ながら喫煙部屋…>_<
学生たちは2〜3人部屋へ別れ、ホテルのカフェテリアでバイキング式の夕食を摂る。まだこの時点で、僕も先生も学生の名前と顔が一致していないんだけど、コミュニケーション取れるいい機会が訪れ、先生と僕の席に座ったのはジュンノスケ。
彼の留学に参加する動機はゼミの先生に留学かインターンシップに参加することを促されたから、とのこと。
どうせなら留学、と、参加してみたらハマってしまったそう。
留学の目的は、ゼミの先生に留学かインターンシップを夏休み中に参加すること促されたから、とのこと。将来の目的は明確ではないが、カナダに来て何かヒントを得た様子だった。
自分の学生時代、こんな充実した夏休みを過ごしただろうかと恥ずかしく思いつつ、心底から彼らの将来を応援したい気持ちになった。
食後はラウンジにてワイン。滞在先ホテルはラウンジかフロントロビーしかWiFiがつながらず、学生達に占領されたロビーを諦めラウンジにてインターネット。
日付変わり、翌日の観光に備えてラウンジを後にするが、途中学生と合流し、3時過ぎまで語り合ってしまう。
彼ら彼女らの留学に対する目的、ゼミや他先生に対する見解、等…こんな機会がなければ滅多と話せない内容。
留学プログラムに対する問題点や要望、いっぱい聞くことができました。持ち帰って検討せねば、と思います。