卒業式


8月31日…今夜は19時から、1ヶ月弱の短期留学に来ていた12名の学生のプログラム卒業式。ヴァーノンにあるオカナガン•カレッジで勉強した学生は、ちょっとドレスアップしてホストファミリーと一緒に続々と式場へ。
オリエンテーションで見かけた学生もいれば、そうでない子もいるんだけど、皆、イキイキとした表情で晴れの舞台へ。
「本当にこれで終わりですか?もっといてもいいですか?」
とか
「帰りたくないー」
なんて、出発する前までは英語が通じるか、ホストファミリーに受け入れられるか、不安で不安で仕方なかったろうに、たかが1ヶ月されど1ヶ月…異文化経験が人を成長させる様はすごい。皆、ホストファミリーとワイワイ話を楽しみ、笑顔が絶えない。

大学の関係者、学生、ホストファミリーが全員揃ったところで、ゆっくりと式がスタート。Paulからも式辞が述べられる。この雰囲気は日本には絶対にない、時折の冗談と笑顔。


そして学生達からホストファミリーへのお礼のメッセージを一人ひとり。事前に準備したカンペを、緊張しつつ、とちりながら、しかし堂々と12人が発表。
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続けて、感謝の気持ちを込めて、勿論英語でアラジンのテーマ曲と「上を向いて歩こう」…そう、海外では「スキヤキ」を合唱。
アラジンのテーマは、数日前に楽譜を渡された、というミユキがピアノで演奏。1年位ブランクあるって言ってたけど、立派に演奏。そして皆歌詞カード手に素敵なメロディを。
スキヤキは、演奏なしで突然歌だけで始まったので、ちょっと違う雰囲気だったけど、曲が進むにつれて皆も口ずさむように。
歓声と拍手。
スキヤキは毎年の短期留学プログラムでやってくる学生が歌うとのことで、歌詞カードも先輩たちがつくったものを利用したんだそう。
毎年夏の終わり、このオカナガン•カレッジで学生たちの歌声が響いていたんだ…


式の最後。ここで最後に感動のシーンが…
お世話になった大学の関係者から、一人ひとり12人が名前を呼ばれて激励と感謝のメッセージ交換。
盛り上げようと演出する学生、それに続く学生。
お互いが笑顔の最高潮に達した最後の学生、最年少のヒロトが名前を呼ばれる。もぅ彼の目は潤んでいて、それを受け入れるスタッフと、こらえきれないヒロト。
貰い泣きする程感動的な再終幕は閉じ、皆の達成感と充実感溢れる笑顔で式場を後に…
ホストファミリーにお礼の花束を渡して記念撮影したり、明日に迫る別れをこらえきれず涙する学生。
卒業式がこんなに感動的なものか、こんなシーンに立ち会うことができて、今回の旅は本当に良かったと実感。
この気持ちを持ち帰ることが出来るのは、僕の仕事人生においてとても大切な財産になるのじゃないだろうか。