教育のオープン化


教育がオープン化が推進されているのを実感したのは、クリエイティブ・コモンズの国際普及部門iCommonsが2007年の夏にクロアチアで開催したiSummitの映像から。

無料のオンライン百科事典、100ドルで全ての子ども達にラップトップパソコンを配ろうと試みるプロジェクト、ブロードバンドの普及とグーグルのサービス無料化…
そして私が来月にはベータ版として公開できるよう進めている「オープン•アーカイブ•プロジェクト」のウェブサイトも、こうした教育のオープン化を推進させる一助としたい。勿論、クリエイティブ・コモンズの概念を取り入れたい。

教育というサービスは大変高額だ。経済的に恵まれていないと、教育を受けることができなくなってしまう。
教えたい人と学びたい人、ただそこにそう思う人々がいるだけ。
教えたい人が、学んだ人が、その習得した知識をオープンにしていく、その情報にインターネットを利用して無料でアクセスし、新たな世代がその知識を元に、新しい研究や開発が行われていく、という循環が回りだした時、大学なんてのは単なるインフラと認証機関に過ぎないんだってことがきっと分かる筈。

今年のiSummit、「Open Education」について議論があったという。セカンドライフから参加できたらしく、時間を共有できなくって残念だった。
来年のiSummitは札幌で開催されるらしい。何が何でも参加したいし、私のプロジェクトに皆がどう感じるか確認したいし、多くの人から有益なコメントを受け取りたい。

それまでに準備することは山ほどある。