オープンソースマインド


オープンソースと言えばLinuxLinuxと言えばオープンソース


オープンソースとは、ソフトウェアの著作者の権利を守りながらソースコードを公開することを可能にするライセンス(ソフトウェアの使用許諾条件)を指し示す概念である。

出典: フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」


Linuxとは、1991年にフィンランドヘルシンキ大学大学院生だったLinus Torvalds氏によって開発された、自由に再配布することのできるUNIX互換OSこと。


ソースコードが公開され、世界中のボランティア開発者によって改良が重ねられているオープンソースの代表格は、著作権をゆるやかに保護しつつ知的財産をインターネット上に公開することで、不特定多数の有識者による自発的な知の改良が重ねられるという理想的な創造体系を世に知らしめた。


そして教育分野においてこの思想が導入されれば、研究開発のめざましい発展が期待出来るのでは、と期待されたMITのオープンコースウェア構想。
ただ、これが理想と乖離して大成功を収めない理由を考えてみると、権威(この場合、大学)がイニシアティブを取ったアイデアや活動であったり、当初から公的な予算が付いていたり、といった「上」からの匂いを感じた時、自発的参加者は冷めてしまい、権威の思惑通り結果が出ないことが多々あるような気がする。


「下」からのボランティア精神、ただただ好きだからやっているというモチベーション、こうした脱力感を感じそうな状態こそ協力者の賛同を得て自立的な成長を促すのではないかと考える。


これから私が立ち上げようとする、人類の叡智をオープン化するプラットフォーム立ち上げ事業は、何故このような活動をするのかと問われても、期待される収益ビジネスモデルや戦略戦術を語ることは難しく、何故この世にそれがないか、何故知的財産がクローズドになっているのかという疑問や不満と反発精神、そして「こういうことをするのが好きだから」と身もふたもない理由に後押しされて推進していくことになろう。